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VPNに関する用語解説!ノーログポリシー?キルスイッチ?トンネリング?

VPNの用語解説 解説

初めてVPNを使う方やインターネットに関して詳しくない方にとって、聞いたことのない難しい用語が出てきたら困りますよね。

ここではVPNに関連する専門用語の簡単な解説をしています。よく使用される用語に関しては、後半で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。

VPNに関する用語解説【一覧】

VPNインターネット上でプライベートな通信を可能にする技術
VPNプロトコルVPN接続の暗号化やトンネリングを行うための通信規約
暗号化データを安全に送受信するために、読み取り困難な形式に変換するプロセス
復号化暗号化されたデータを元の形式に戻すプロセス
トンネリングインターネット上でデータを安全に送受信するために、暗号化されたデータを別のデータの中に隠す手法
エンドポイントVPN接続において、データの送受信元となるデバイスやサーバー
データパケットインターネット上で送受信されるデータの単位
トラフィックインターネット上で送受信されるデータの量
キー交換通信の暗号化・復号化に使用される鍵を安全に交換するプロセス
ハンドシェイクVPN接続を確立する際の認証や鍵交換などの初期プロセス
認証接続の正当性を確認するプロセス。ユーザー名やパスワードなどを使って行われる
認証局デジタル証明書を発行・管理する機関
サーバー証明書サーバーの正当性を証明するためのデジタル証明書
クライアント証明書クライアントデバイスの正当性を証明するためのデジタル証明書
公開鍵暗号暗号化と復号化に異なる鍵を使用する暗号方式
秘密鍵暗号暗号化と復号化に同じ鍵を使用する暗号方式
AES現在広く使われている暗号化アルゴリズムの一種
RSA公開鍵暗号方式の一つで、データの暗号化と復号化に使用
ノーログポリシーVPN側が個人情報をあえて取得・保存しない方針
ゲートウェイネットワーク間の接続を提供するデバイスで、異なるネットワーク間でデータのやり取りを可能にします
ファイアウォールネットワークのセキュリティを高めるために、不正なアクセスやデータの流れを制御するシステム
ルーティングデータパケットがネットワーク上を移動する経路を決定するプロセス
クライアントVPN接続を確立するためのソフトウェアやデバイス
データセンターサーバーやネットワーク機器が集約された施設
プロキシサーバークライアントとインターネットの間に立ち、リクエストやレスポンスを中継するサーバー
NATプライベートIPアドレスとインターネット上の公開IPアドレスを相互に変換する技術
オンプレミス企業が自社内に設置したデータセンターやサーバーなどのインフラ
クラウドVPNインターネット経由でアクセスできるクラウドサービス上に構築されたVPN
ロードバランサーネットワークトラフィックを複数のサーバーに分散させる装置
2段階認証2つ以上の認証手段
ゼロトラストネットワークすべてのユーザーやデバイスを最初から信用せず、適切な認証・検証が行われるまでアクセスを許可しないセキュリティアプローチ。
DNSドメイン名を対応するIPアドレスに変換するシステム
DNSリークVPN接続中に、本来は隠されるべきDNSリクエストが漏洩し、第三者にユーザーのオンライン活動が露呈する問題
キルスイッチVPN接続が切れた場合に自動的にインターネット接続を遮断する機能
スプリットトンネリングVPN接続時に、特定のトラフィックだけをVPN経由で送信し、他のトラフィックは通常のインターネット接続で送信する技術
専用IPVPNサービスから提供される固定のIPアドレス
ポート転送ネットワークデバイスが、インターネット上の異なるIPアドレスやポートにデータを転送するプロセス

よく使用される用語解説

よく使用される用語解説

VPNに関する用語でよく使用されるものがいくつかありますので、初めて聞く人でも理解できるように解説していきます。

VPN

VPN

VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)は、インターネット上で仮想的なプライベートネットワークを作る技術です。

わかりやすく説明すると、暗号化されたトンネル(専用通信)が構築され、そのトンネル内部でやりとりすることで誰からも不正アクセスされる心配がなくなるということです。

つまり通信を暗号化してくれて安全性を高めてくれるということ!

VPNを使用する目的はほかに2つあります。

  • 匿名性を高くする
  • 地理的制限を回避する

■匿名性を高くする

匿名性とは「誰がどんなサイトにどのくらい滞在したのか?」などのネット上の個人情報です。普通にネットを使うと、それらの個人情報が企業によって入手されており、法的な手続きを行えば、法執行機関によって個人が特定されてしまいます。

ところがVPNは基本的に「ノーログポリシー」というログ情報(個人情報)を取得・保存しない方針を採用しているため、誰も個人情報を持っていない状態になります。唯一取得できるVPN側が取得・保存しなければ、個人が特定されることはありません。

誰も個人情報を保存しないので匿名性が高まるということ!

■地理的制限を回避する

VPNを使うと地理的な制限を回避でき、具体的には以下のことでできるようになります。

  • 海外のサイト・サービスを利用できる
  • 規制の厳しい国でネットができる

日本から海外の一部のサイトやサービスは利用できません。これはその国以外のアクセスを拒否しているためで「IPアドレス」によってどこの国からのアクセスか判断しています。しかしVPNはIPアドレスを偽装できるため、その国のIPアドレスに簡単に変更できアクセス可能になります。

また、中国などのネット規制が厳しい国で自由にネットを使うためにも使われます。例えば、中国ではYouTubeやInstagramなどのアクセスは禁じられています。そこでVPNを利用することで、中国にいながらもアクセスできるということです。

VPNの技術で、IPアドレス(アクセス元の国)を偽装・変更できるため、そのような地理的な制限を回避できるということ!

より詳しいVPNの解説は以下の記事をご覧ください。

暗号化

暗号化は、やりとりするデータの内容を第三者が理解できないように変換する技術で、プライバシー保護とセキュリティ向上に役立ちます。

対称暗号と非対称暗号があり、それぞれの特徴に応じて使い分けが必要です。インターネット通信やデータ保存において、暗号化技術が適切に使用されることで、情報漏洩のリスクを最小限に抑えられます。

暗号キーの管理や最新技術の適用が重要で100%安全とは言えません。

トンネリング

トンネリング

トンネリングは、インターネット通信で異なるネットワークプロトコル間でデータを安全かつ円滑にやり取りする技術です。

仮想的なトンネルを作り、データをカプセル化して送受信します。これにより、セキュリティの向上、通信の柔軟性、遠隔地への接続が可能になるのです。特にVPNで利用され、通信の安全性やプライバシー保護に貢献しています。

暗号化されたトンネルのなかでやりとりすることで安全になる!

ノーログポリシー

セキュリティポリシー

ノーログポリシーは、本来取得できるログ情報(IPアドレスや閲覧履歴などの個人情報)をあえて取得・保存しない方針です。

普通にネットを使うとプロバイダがログ情報を取得します。もし法執行機関が法的な手続きを踏み、プロバイダにログ情報を開示請求すれば、本人が特定できてしまうわけです。

VPNを使うと、ログ情報はプロバイダではなくVPN側が唯一取得できます。しかしVPNは利用者の匿名性を守るために、あえてログ情報を取得・保存しないのです。これが「ノーログポリシー」です。

匿名性を高めるためにVPNを使うなら「ノーログポリシー」を採用しているVPNを選びましょう!

ファイアウォール

ファイアウォール

ファイアウォールは、コンピューターやネットワークを不正アクセスや攻撃から守るセキュリティシステムです。

通信を監視し、設定されたルールに基づいて許可・遮断します。主な種類にはハードウェアファイアウォールとソフトウェアファイアウォールがあり、それぞれ異なる状況で使用されます。

ファイアウォールの利点は、不正アクセス防止、情報漏洩防止、ウイルスやマルウェアの防御です。

2段階認証

2段階認証

2段階認証は、パスワードと追加の確認手順を使ってアカウントのセキュリティを強化する方法です。

一般的な手順には、SMSや認証アプリで生成されるコード、ハードウェアトークンなどがあります。

2段階認証は、不正アクセスの防止や検出に役立ち、多くのオンラインサービスで設定画面から簡単に有効化できます。アカウントの安全性を高めるため、2段階認証の設定がおすすめです。

DNSリーク

DNSリーク

DNSリークは、インターネット接続中にオリジナルのDNSサーバー情報が漏れる現象で、プライバシーやセキュリティにリスクがあります。

対策として、信頼性のあるVPNサービスを利用し、定期的にDNSリークテストを実施することが効果的です。

キルスイッチ

キルスイッチ

キルスイッチは、VPN接続が切断された際に自動的にインターネット接続を遮断する機能で、ユーザーのプライバシー保護に役立ちます。

多くのVPNサービスが提供し、設定画面で簡単に有効化できます。この機能を利用することで、安全なネット通信を維持できます。

まとめ

専門用語解説まとめ

VPNに関する専門用語を解説しました。

紹介したのはVPNの解説でよく出てくる専門用語になりますので、覚えておくと便利です。

難しい漢字やカタカナが多いですが、内容はそこまで難しくないので、なんとなくでも覚えておくことをおすすめします。

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