- VPNの無料と有料の違いってなに?
- 無料のVPNってなにが危ない?
- 無料VPNを使いたんだけどダメ?
VPNを調べてみると「無料」と「有料」のVPNがあり、2つの違いやどちらを利用すればいいのかわからない人は多いと思います。
安いからって無料のVPNを使ってしまうと、個人情報が流出してしまう可能性もあるため慎重に選びましょう。
この記事では無料VPNと有料VPNの違いをわかりやすく解説し、無料VPNの危険性や安全でおすすめな有料VPNを解説していきます。
VPNを利用するならコレだ!
VPNならNordVPNがおすすめです。
月額530円で世界中に設置した数千ものサーバーにアクセス可能。他社と比較しても超高速で、信頼性がとても高く利用者からも好評なVPNになります。
✅月額530円〜(2年契約)
✅接続可能サーバーは60ヶ国に5467台
✅同時接続台数6台
✅ノーログポリシー(情報を取得せず)
公式サイト:NordVPN
※30日間の返金保証あり
無料VPNと有料VPNの違い
VPNには無料で使えるものと、毎月お金を払って使う有料のものがあります。
それぞれ「安全性」や「利便性」に決定的な違いがあり、安さだけを求めてVPNを選んでしまうと失敗するため要注意です。
具体的な無料VPNと有料のVPNの違いは以下のとおり。
無料VPNは料金以外のメリットはなく、有料VPNのほうがサービス面やサポート面で優れています!
利用料金
無料VPNは「無料」で使える一方で、有料VPNは毎月支払いが発生します。
- 無料VPN:完全無料で使える
- 有料VPN:毎月一定額の料金を支払う
無料で提供しているVPNはたくさんあり、使っている人は世界中にいらっしゃいます。無料でVPNサービスを使えるわけですから、そんないいことはありません。しかし無料ほど怖いものはなく、安全面に大きなリスクがあります。
有料VPNは利用者からお金を払ってもらうことでVPNサービスを運用しており、高品質で安全なVPNサービスを提供しているのが特徴です。
無料VPNが無料で提供できる理由
VPNを提供している会社は、世界中の国々にVPNサーバーを設置しています。会社としての収益を出すとともに、設置費用や維持・管理費も稼ぐ必要があり、どうやって無料でサービスを提供できているのか疑問ですよね。
無料VPNが収益を得る方法は主に2つ。
- 広告収入
- ログ情報(個人情報)の売買・共有
①広告収入で収益を得る
無料のVPNは「広告」で収益を出しています。
具体的に言うとVPNの利用者に広告を表示し、閲覧(クリック)してもらうことで収益を得ています。広告を見てもらうことで収益を得ているため、わざわざ「利用料金」として毎月お金を払ってもらう必要がないのです。
広告でサービスを運用している会社は世の中にたくさんあります!
②ログ情報の販売・共有で収益を得る
もう一つの収益を得る方法は、利用者のログ情報を第三者に販売したり共有することです。
- ログ情報とは?
- ログ情報とは利用者の個人情報のことです。誰が利用しているのかを示す「IPアドレス」や「閲覧履歴」、「滞在履歴」などネット上の個人情報になります。
個人情報には価値があるため、これを欲しい悪人や業者が存在しています。唯一ログ情報を取得できるVPN側は、これを第三者に裏で販売・共有することで収益を得ているのです。
無料VPNはログ情報を秘密裏に販売している可能性もあるため、使うのにリスクが高い。
無料VPNは有料オプションがある
基本的に無料VPNには以下のような制限が設けられています。
- 月々使用できるデータ通信量
- サーバーに接続できる国
- 接続できるサーバーの数
上記のような制限があるため、満足の行くようにVPNサービスを利用できないことがあります。もしこれらの制限なく使用するには課金する必要があるのです。
例えば、アメリカのサーバーには無料で接続できるけどブラジルのサーバーには接続できない。もしブラジルのサーバーに接続するなら有料オプションで課金が必要になる、など。
無料VPNは制限付きで無料にしているケースもあり、制限なく利用するにはオプションとして有料にしているのです!
有料VPNの利用料金は安い
有料VPNは毎月一定額の利用料金を払う必要があります。
これが有料VPNの唯一のデメリットといえますが、実は有料VPNの利用料金は高くなく、月々数百円程度でとても安いです。
具体的には200円から1,000円未満が相場になります。
主要な有料VPNの料金は以下のとおり。
NordVPN | 月額530円〜/2年契約 |
ExpressVPN | 月額1,100円/1年契約 |
Millen VPN | 月額396円〜/2年契約 |
Surfshark | 月額322円〜/2年契約 |
CyberGhost | 月額320円〜/2年契約 |
多くのVPNが2年契約となっており、月々数百円で利用できます。たとえ月々500円だったとしても、2年間でたった12,000円しか料金は発生しないのです。
この金額でネット上の安全や匿名性、海外のサイトやサービスを自由に利用できることを考えれば、いかにコストパフォーマンスに優れているか理解できます。
安全性・危険性
無料VPNと有料VPNの大きな違いは「安全性」です。
- 無料VPN:安全性が低く不正アクセスや情報流出の可能性がある
- 有料VPN:安全性が高く不正アクセスや情報流出の心配なし
安全性とはインターネットを安全に利用できるかどうかで、無料VPNは安全上の懸念があるため利用は推奨できません。
安全なVPNの仕組み
VPNを利用すると暗号化された仮想トンネルが構築され、そのなかでデータの送受信がおこなわれます。専用のトンネル内で通信されるため、第三者からはトンネル内部が見えず不正アクセスされる心配がないのです。
無料VPNは脆弱性がある可能性
本来安全なはずのVPNですが、VPN側のサーバーに脆弱性(セキュリティ上の欠陥)があれば、簡単に不正アクセスされ個人情報が漏れてしまいます。
日々の維持管理がしっかりされていれば問題ありませんが、例えば、維持管理がいい加減だったりお金に余裕がない会社は脆弱性を放置している可能性があるのです。
そうなるとせっかくVPNを使っていても安全ではなく、むしろVPNを使うことで危険度が増し、不正アクセスや個人情報の漏洩につながります。
無料VPNは安全ではなく、むしろ使うことでリスクが上がる可能性があることを理解しよう!
匿名性
VPNを利用するうえで「匿名性(誰が使っているのか隠す)」は重要です。
- 無料VPN:匿名性が低く、個人情報が漏れる可能性
- 有料VPN:匿名性が高く、個人情報が漏れにくい
インターネットの利用者はいくら匿名で使っていても個人を特定されます。
プロバイダがIPアドレスなどのログ情報を保持しており、法執行機関から開示請求があれば合法的にIPアドレスを提供し、そこから身元を特定されてしまうのです。
ほかにもGoogleなどの企業は利用者の閲覧履歴など個人情報を取得しており、それを自社の広告ビジネスなどで活用しています。サイトを閲覧していて興味のある広告が表示された経験があると思いますが、あれは利用者の過去の検索履歴や閲覧履歴をもとに表示しているのです。
企業に個人情報が掴まれており、必要とあれば法執行機関が合法的に「誰が利用したのか」の情報を得ることができる!
VPNの強みは「ノーログポリシー」
VPNの魅力のひとつは「匿名性」が高いことです。つまり誰がインターネットを使っているのか第三者に突き止められないようすること。
通常、インターネットを使うとIPアドレス(誰が使ったのか)や閲覧履歴などのログ情報をプロバイダが取得し保持しています。ところがVPNを利用することで、このログ情報をプロバイダではなくVPN側が唯一取得できることになります。
そこで重要になってくるのが「ノーログポリシー」なのです。
- ノーログポリシーとは?
- VPNの会社が意図的に「ログ情報を取得しませんよ」と宣言するもの。ログ情報を取得しないことで、誰も利用者の個人情報を取得しておらず匿名性が保たれます。法執行機関などに情報の開示が行われることもありません。
有料VPNはこの「ノーログポリシー」を採用しているため、匿名性が高く、それを目的に多くの人は利用している背景があります。
無料VPNはログを取得し販売するリスクがある
無料VPNは、個人情報であるログ情報を取得している可能性が高く(ノーログポリシーではない)、ログ情報を取得していることで匿名性が低いのです。
例えば、開示請求があればログ情報を提供してしまいます。ログ情報を取得していなければ、そもそも情報が何もないので提供できませんが、取得していれば提供は可能です。また、ログ情報を取得していればそれを第三者に販売・共有する可能性があり、それが不正に使われることも考えられます。
無料VPNを使うことでかえって個人情報が漏れてしまうリスクがあるのです!
通信速度
VPNを使用すると無料・有料を問わず通信速度は遅くなります。
VPNサーバー経由してネットに接続することで、暗号化のため仮想トンネルが構築されます。その過程があることで、普通にネット通信するよりも速度は遅くなってしまうのです。
VPNを使った際の通信速度はVPNサーバーの性能に依存します。つまり高性能なサーバーなら速く、低性能なサーバーなら遅くなるわけです。
有料VPNは高性能サーバーで高速
有料のVPNは利用者からしっかりお金をもらっているため、高性能なサーバーを設置しています。一方、無料のVPNは収益の少なさから低性能なサーバーを設置していることが多いです。
- 無料VPN:低性能なサーバーが多く通信速度は遅い傾向
- 有料VPN:高性能なサーバーが多く通信速度は速い傾向
高性能なサーバーを使う有料VPNのほうが速度が速く、低性能なサーバーを使う無料VPNのほうが速度が遅い。
速度が遅いとインターネットが快適ではなくなるため無料VPNは使うべきではないのです。
動画配信サービスは速度が重要
VPNを利用する目的のひとつに、海外の動画配信サービスがあります。
動画配信サービスはストリーミング再生なので常にデータ通信が必要です。通信速度が遅いと動画がなかなか再生されなかったり、途切れ途切れの再生になってしまい、快適に視聴できません。
無料VPNの低速通信では海外の動画配信サービスで動画を観るのは難しいです。もし海外のサイトで動画の視聴が目的なら、絶対に有料の高速通信が可能なVPNを選ぶようにしましょう。
海外の動画配信サービスでの動画の視聴は高速通信が不可欠!必ず有料で速さに定評のあるVPNを使いましょう!
設置国・サーバー数
VPNは世界中に複数のサーバーを設置しており、どのくらいの国にどのくらいのサーバーを設置しているのかは重要です。
設置している国やサーバーが多ければ多いほどさまざまなメリットを享受できますし、少なければ少ないほどサービスの満足度に悪影響を与えます。
ここでも無料VPNと有料VPNによって違いがあります。
- 無料VPN:設置国が少ない/サーバー数は少ない
- 有料VPN:設置国が多い/サーバー数は多い
設置国やサーバー数が多いメリット
複数の国にサーバーを設置していたり、ひとつの国に複数サーバーを設置していることで以下のようなメリットがあります。
- 様々な国のコンテンツを楽しめる
- トラブルが起きても切り替え可能
- 速度が遅くなったら切り替え可能
- 通信が安定していて高速通信が可能
たくさんの国にサーバーが設置されていれば、その国のサイトやサービスを日本にいながら利用できます。世界中の国に設置されていることで、さまざまな国のコンテンツを楽しめる選択肢の広さが特徴としてあります。
同じ国に複数のサーバーが設置されていることで、接続が途切れたり速度が遅くなったりしたら、同じ国の違うサーバーに切り替えることで問題が解決します。また、複数のサーバーが設置されていると、通信速度が安定して速い傾向にあるのです。
複数サーバーがあればクリックひとつで簡単に切り替えられます!なので複数サーバーを設置している有料VPNがおすすめなのです。
データ通信量制限
有料VPNはどれだけデータ通信しても大丈夫ですが、無料VPNは通信量制限(データ制限)があり、月間で利用できるデータ通信量に制限がある場合があります。
データ通信量に制限があると満足に利用できません。
- 動画視聴は膨大なデータ通信量が必要
- 海外の動画配信サービスなどで動画を視聴するには膨大なデータ通信量が必要です。制限があるとすぐに制限が掛かってしまうため全然動画を観れない事態になりかねません。
無料VPNの多くはデータ通信量の制限を設けており、それ以上使いたい場合は課金することで使える仕組みを導入しています。つまり無料VPNではネット利用が制限されることがあるということです。
有料VPNならデータ通信量を気にする必要はなし!
広告の表示
無料VPNは広告を表示させ、利用者に広告を閲覧してもらうことで収益を得ています。
そのため半強制的に広告が表示されるため煩わしさがあります。
一方、有料VPNは広告で収益を得ているわけではないので、広告が表示されることはなく煩わしさは一切ありません。広告を気にせず利用したいなら有料VPNがおすすめです。
サポート体制
なにか問題があったときのサポート体制も重要です。
基本的に有料VPNの場合には英語なこともありますが、24時間365日のサポート体制があります。利用者からお金を取っていることで、サポートにお金をまわせる余裕があるわけです。
しかし無料のVPNにはそんな余裕がないことも多く、サポート体制がなく、なにか問題があっても自力で解決するしかないことが多いです。いざ使いたいときに使えないこともあります。
無料VPNは危険でNG!絶対に有料VPNを利用
無料VPNと有料VPNの違いを紹介したところで、無料VPNを絶対に使ってはいけない理由や、お金を払ってでも有料VPNを使うべき理由を解説します。
無料VPNがダメな理由
多少のリスクがあっても、お金が掛からない無料VPNを使いたい人がいるかもしれません。
しかし無料VPNはネットの安全性や匿名性がとても低く、不正アクセスや個人情報の流出の可能性を増やしてしまう懸念があります。せっかく安全でプライバシーを確保でき、海外のサイトにアクセスできる便利なVPNを使うのに、なにか問題が起きたら本末転倒です。
具体的にどんなことが起こる?
個人で利用し不正アクセスされると、個人情報が第三者に渡り、悪いことに使われ大変なことになってしまいます。
デバイスに入っている連絡先やネット上で入力したカード番号、パスワードなどが知られるリスクがあります。リモートワークで仕事のやり取りをする際にも、会社の内部情報が第三者に漏れてしまい会社に大損害を与える可能性もあるのです。
「まぁ大丈夫でしょう」と思っていると被害に遭ってしまうかもしれません。
有料VPNは月々たったの数百円で安全を買えるわけですから、そこはぜひケチらず払いましょう。
無料VPNの危険性は以下の記事で詳しく解説しています。
有料VPNを推奨する理由
VPNを利用するなら絶対に有料VPN。
安全性や匿名性、利便性といった面で無料VPNと比べてはるかに優れています。
無料VPNは怖くて使えませんし、速度が遅くネットを楽しめません。
有料VPNの唯一の欠点でもある利用料金が発生する点。しかし月々たったの数百円です。さすがに数百円で安全や利便性を買えると思えば、負担に思う人はいないでしょう。
有料VPNは使っていても不便に感じることは少ないです。それでもって安全性が高まり、海外のコンテンツも楽しめるわけですから、コストパフォーマンスの面でも素晴らしいです。
有料VPNならなんでもいいわけではなく、長年の実績があり、利用者からの口コミ・評判の良いサービスを選ぶようにしてください。おすすめはNordVPNです。
安心な30日間の返金保証あり!
NordVPNの詳しいサービスの解説は以下の記事で徹底解説しています。
VPNの無料・有料に関するよくある質問
- Q無料VPNは使わないほうがいい?
- A
無料VPNは使わべきではありません。安全性に懸念があり、利用することでかえって情報流出などの危険があります。必ず有料のVPNを使うようにしましょう。
- QVPNの無料と有料の違いはなに?
- A
利用料金が発生するかどうかで、無料VPNは無料ですが安全性や匿名性、利便性が劣っています。一方、有料VPNは料金が発生しますが、通信の安全や匿名性が確保され、海外サイトなども快適に利用できます。
- Q安全に使える無料VPNってある?
- A
無料のVPNに安全なものはなく、すべてリスクがあります。安全に使うなら必ず有料VPNを選びましょう。
まとめ
VPNの無料と有料の違いを解説しました。
具体的な違いは以下のとおり。
- 安全性が高いかどうか
- 匿名性が高いかどうか
- 利便性が良いかどうか
基本的にすべての面で有料VPNのほうが優れています。
有料VPNは利用料金が発生しますが、金額は月々数百円程度とまったく負担になりません。それでネット上の安全を買えるわけですから使わない手はありません。